森林コンダクター月報(2019年8月版)

飛騨市ご一行様視察来町

 8月19~20日に岐阜県飛騨市の行政・民間・コンサルあわせて10名の方々が、「広葉樹活用の取組み」にフォーカスした視察のため、岩泉町にいらっしゃいました。

(岩泉町の取組みをご紹介)
 
 飛騨市では「広葉樹のまちづくり円卓会議」という川上から川下まで関係者が集まり、これまでチップ材として市外に流出していた小径広葉樹を地域内で活用するを取組みを行っているということで、「飛騨市版『つくる会』!?」の皆さまのご来町でした。

(広葉樹MIXちゃぶ台もご覧いただきました)
 
 町役場会議室での意見交換会ほか、現地視察では清水畑商事さん、トーア木材さん、新北菱林産㈱岩泉工場さん、岩泉純木家具さん、阿部工房さん、岩泉フォレストマーケティングの各所をご案内しました。広葉樹活用の取組み自体は岩泉町の遥か先を行く飛騨市の担当者・竹田様から『向いている方向は一緒』とのコメントをいただき、今後の連携も期待される視察でした。

(現地視察)
 

(懇親会も盛り上がりました)
 
 『飛騨市・広葉樹のまちづくり』Facebookページでは気になる【予告】も…。
 
 

岩泉型インターンシップ

 たくさんの学生であふれる?夏の岩泉…今年も「岩泉型インターンシップ」が実施されました。他地域でも増えてきた地域志向型インターンシップの先駆け「岩泉型インターンシップ」、今年も4つのコースで募集が行われ林業コースには2名の学生が参加してくれました。

(2名の林業コース参加者)
 
 一事業所のみで職場体験を行う他のコースとは異なり、林業コースの受入れ先は基本的には日替わりで、岩泉フォレストマーケティングのほか、清水畑商事さん、前川木材さん、中居村木炭生産組合さんに学生受入れのご協力をいただきました。

(イベントでの役割説明中)
 
 岩泉フォレストマーケティングで2日間の受入れでしたが、2日目はつくる会が主催し、岩泉純木家具さんの工房を会場として行われたイベントの手伝いということで、岩泉純木家具さんを含めると岩泉の林業の川上から川下まで5事業所の職場を体験してもらうことができました。

(前川木材さんでの高性能林業機械操作体験)
 
 地域の課題を踏まえた林業・木材業の取組み、木育イベント開催、山の現場で高性能林業機械の操作体験、製材所で製材体験、炭窯での炭焼き体験…と、岩泉型インターンシップ・林業コースだからこその充実した職場体験となったのではないでしょうか。
 
 

6歳になったら机を作ろう!

 IWAIZUMI Forest Facebookイベントページ月報7月版でもお知らせしていました「6歳になったら机を作ろう!in岩泉」を開催しました。このイベントは、親子で参加してもらい、岩泉町産の木材を使って親子で協力して自分たちでお子様の学習机を作るといものです。

 
 東北で初開催となった今回のイベントですが、お申込みのキャンセルもあり1組のご参加でした。たいへんありがたいことに、県外在住のご家族で東北での開催を待ち望み、1年越しで実現した当イベントへのご参加だったとのこと。
 詳しい様子は…家具作りのプロ目線で詳しく書かれた岩泉純木家具さんのブログ『岩泉純木通信』をご覧ください。

(完成しました)
 
 親子で作った机と思い出、時間が経つにつれて味が出る木の良さや木のぬくもりを感じつつ、末永く大切にしていただければと思います。
 
 

小本観光センターに広葉樹MIX

 小本津波防災センターの1階・旧売店スペースを改装するとのことで、町役場・経済観光交流課の担当者の方からご相談。窓際のスペースにカウンターテーブルを設置するとのことで…。

(現地で打合せ)
 
 材料に岩泉町産広葉樹MIX集成材を使って、阿部工房さん製作に決定!打合せを進めてく中でもあれこれアイデアが沸いてくる役場の担当者・金澤さん発案の細工もされています。詳しくは、岩泉町のブログ『いわいずみブログ』にて。

(天板にあれこれ下書き中)
 
 休憩や待ち合わせ場所として自由に使えるとのことですので、お近くにお越しのときにはぜひお立ち寄りになり、広葉樹MIXのカウンターテーブルをご利用ください。