森林コンダクター月報(2019年9月版)

地域再生シンポジウム2019 in 岩手

 いわて県民情報交流センター「アイーナ」で開催された『地域再生シンポジウム2019 in 岩手』で出展しました。

(展示ブース)
 
 といっても、メインは「持続的な広葉樹利用による地域再生~価値を向上し資源の利用拡大を探る~」ということで、7名の演者による講演です。演者のひとりとして今村室長、そして8月に岩泉へ視察来町された飛騨市役所・竹田様も登壇、大学や研究機関所属の研究者中心の演者のなか、行政職員の立場でそれぞれの自治体での取り組みについてのお話しでした。

(会場内)
 
 出展には岩泉フォレストマーケティングのほか、岩泉純木家具さん、つくる会オフィシャルパートナーの堀内ウッドクラフトさんがはるばる神奈川県から参加しました。岩泉でインターンにきていた高橋さん、谷目君とも再会です。

(演者の今村室長と堀内さん)
 

(花巻おもちゃ美術館・副館長になった高橋さんと再会)
 
 広葉樹の活用が拡がりをみせるきっかけになればいいですね。
 
 

研修参加

 岩手県林業技術センターで実施された高性能林業機械オペレーター特別研修を受講しました。木材伐出機械等の特別教育と生産性向上・コスト削減に向けた作業システムの実践という内容で、使用した高性能林業機械はハーベスタ、スイングヤーダ、プロセッサ、フォワーダ。講師のひとりにはつくる会会員・西間林業の西間薫さんもいらして、主にハーベスタの操作指導をしてもらいました。

(ハーベスタでの伐倒(センター研修担当・吉村さん提供画像))
 
 高性能林業機械を『高性能』にするためには、単に上手く操作ができるだけではなく、立木を伐倒・造材・運搬して土場に集積する仕組み全体でとらえ、安全への配慮はもちろんのこと、切った丸太をどこに集め、作業道のどの位置で造材し、枝葉をどこに集めるか…など、先の段取りまで考慮した上で目の前の作業をすることが大切ということで、様々な知識・技術やコツを教えていただきました。

(岩手県林業技術センター)
 
 無事に全10日間の日程を終え、後日、『高性能林業機械オペレーター認定証』(岩手県知事の認定)及び『車両系木材伐出機械等の運転業務特別教育』の修了証を受領しました。
 
 

FSC®認証材を使った技術家庭教材

 「いわての森林づくり県民税」の被災地枠を活用した「持続可能な森林整備に向けた技術教材による普及啓発事業」として今年度取り組んでいる教材の供給ですが、7月版でもご紹介したとおり出張授業(森林環境保全に対する普及啓発活動)も行っています。宮古市立重茂中学校さんには、出張授業の様子をFacebookでご紹介いただきました。

(重茂中学校での出張授業)
 
 さらにもうひとつ、事業を活用したことを周知するために作品にロゴマークの焼印をして展示してもらうことが必要となります。そこで、3校の教科担当を兼任している先生に作っていただいた作品に焼印を押しに伺いました。

(焼印を押した展示予定の作品)
 
納品~出張授業~焼印・展示でミッション終了…です。全校終了までまだまだ続きます。
 
 

全国大会会場で軽トラマルシェ出店

 ワールドカップで盛り上がる釜石市に負けてはいられません。全国大会を岩泉町で開催!…『令和元年度 第33回南部牛追唄 全国大会!!』
会場である町民会館駐車場での軽トラマルシェに出店しました。前回出店、6月の「岩泉ヨーグルト工場まつり」に引き続き、好評のIWAIZUMI Forestマーク入りポロシャツ、つくる会オフィシャルパートナー・堀内ウッドクラフトさんのFSC認証材を使ったけん玉「山河」などを販売しました。

(軽トラマルシェ出店)
 
ラグビーワールドカップ開催にともなって外国人の部を初開催ということで、世界に向けて岩泉の森林をアピールです。
 
 

農林コンダクター!?

 農業のすべてが集まるWEBサイトへ。…という農業関係者の寄合所を目指すマイナビ農業に、なぜか森林コンダクターが。
岩泉町地域おこし協力隊募集のための広告で、メインは『畑わさび生産日本一協力隊』募集記事ですが、便乗して森林コンダクター募集記事も載せてもらっています。

(取材中)
 
 取材のため岩泉町を訪れたライターさんのご希望で、早坂高原のような綺麗すぎる森林の中よりも『ワシャワシャした森林』で…写真撮影。フォレストマーケティング商品・スモークチップの写真も載せてもらいました。
岩泉町では地域おこし協力隊のおためしプログラムを開催しており、林業関係のおためしプログラムも随時募集・開催しています。興味のある方はぜひ。