【岩泉ユカハリproject】西粟倉で「幅決め」をしました

岩泉の広葉樹を、街へ届けたい!

昨年冬に町有林(FSC認証林)で伐採された広葉樹の仕分けから始まった、商品開発プロジェクト。

 

天然乾燥と仕上げの人工乾燥を経て、いよいよ加工のステップへ。

今回、商品開発でコラボしていただくのは、岡山県西粟倉村の㈱西粟倉・森の学校さまです。

 

西粟倉・森の学校はFSC認証(COC)を取得しており、

またフローリングや木製タイルなど、幅広い木材加工のノウハウをお持ちであること、

また、森や木をとおして地域を元気にしていくという共通の想いを持つことから、

今回、ご協力いただくこととなりました。

 

今年の春には、井上社長にいわいずみまでお越しいただきました。

題して、岩泉ユカハリproject!

誰でも簡単に無垢床リノベーションができるアイテムとして

人気が高い「ユカハリ」を中心にサンプル制作を行います。

 

台風を受けて一時中断していましたが、乾燥した板材を、11月に岩泉から西粟倉へ輸送しました。

 

さてこの日は、森の学校にて企画会議を行い、

提携先製材所で実際に板の幅を決めて製材していく「幅決め」を行いました。

 

↑製材前の広葉樹の板。

ナラ、クリ、センを中心に、さまざまな樹種があります。

広葉樹は天然に生えているものなので、幅もいろいろですね・・・

 

↑こちらは製材した後の板。

 

もっとも歩留まりがよくなる幅はどんなものか、

職人さんに、板の状態を丁寧に見ていただきながら、決めていきます。

 

その結果、4種類の幅の板としました。

厚みも2種類ありますので、様々なサイズの製品を試作できそうです。

 

↑こちらは、製材した後に、節や曲りなどの理由で、どうしても板にできなかった部分。

これも細かくして貼り合わせることで再利用できないか、考えてくださっています。

 

全体的にはよく乾燥していて、製材した後は狂いがなさそうな仕上がりになっていました。

 

今回のプロジェクトを通して、歩留まりをアップするための改善点などを洗い出しながら、

実際にみなさまに触れていただけるサンプルを完成させたいと思います。

 

さてさて、岩泉から生まれる国産広葉樹の「ユカハリ」は、

いったいどんな製品に仕上がるのか・・・今後もご期待ください!