森林コンダクター月報(2021年2月版)

今日(2011年3月11日)は東日本大震災から10年になる節目の年です。
<津波は写真中央の水門を超えてしまいました>

このコンダクター月報は2018年3月の投稿からなので、こちらは3年の節目になりました。
いつまで続くかわかりませんが、引き続きお付き合いください。

さて2月ですが、氷点下の工場で震えながら木工作業していました。
内容はまだちょっとお知らせできず、すみません。。。
地元企業さんからの依頼でFSC®森林認証材を使った小物の作成依頼があり、
3種類ほど教材の端材を活用して作っていました。
つい先日納品したのですが、実用新案登録を目指しているなどの関係でまだ秘密です。m(_ _)m

原木確認

認証材といえば、原木を伐採現場まで行って確認してきました。
場所は小本・大牛内。小本は岩泉の海側の地域なので海が見下ろせてなかなかよい眺めです。

実は沿岸沿いにナラ枯れが来てしまい、今回はナラ枯れ対策で一斉に伐採する皆伐の現場でした。
もちろんナラ以外の広葉樹を選び、結構大きな樹種もあり、どんな厚さで挽こうか迷ってしまいます。

ちなみにナラ枯れしている原木はこんな感じで、黒いシミみたいのが腐らせられた証のようです。
むしろこれを挽いてみたくなりました(^^;

基本的には毎年恒例の技術教材用に加工しますが、最近は美術教材も作っています。
少しずつバリエーションを増やしていければなぁと考えています。

山火事

3月から山火事防止運動月間ですが、実は2月に家屋火災がありました。
その日は強風で、なんと川を挟んで対岸の山の斜面に飛び火してしまいました。
実は森林コンダクターは消防団員でもあり、出動して水を入れたバッグを背負って山歩きをして現場へ。

幸い大きく拡大することなく消火できましたが、燃えてしまった木はもったいないなぁと。
栃木県で大きな山火事が起きたりもしていますし、火の取扱には注意しましょう。