森林コンダクター月報(2020年7月版)

7月は内容盛りだくさんの1ヶ月でした。

岩泉の明日の林業をつくる会・総会(3日)

新型コロナウイルスの影響でなかなか開催できずにいた総会を行いました。
会員制となってから節目の5年目。去年度の活動報告・決算報告とともに、今年度の活動計画・予算案を議論しました。
活動報告のなかで、岩泉町の友好都市・昭島市の新しい図書館に岩泉材を使った書架や什器があることをお知らせしました。
会員である純木家具さん制作で、サイン(案内板)やテーブル、椅子の一部にシンボルマークが埋め込まれています。
新型コロナウイルスの影響でいまだ伺えませんが、いつかは見に行きたいものです。

 

岩泉フォレストマーケティング 第二回COC審査(9日)

今年もやってきました年次監査。今年は女性の審査員でお話を聞いたら、岩泉町が取得した初期の頃に来たことがあるとのことで10数年ぶりとか。
今村さんと再会して昔話に花が咲いていました。
審査については、議論の花が咲くことはなく、穏便につつがなく終えることができました。
去年から本格的に動き始めた教材の数量把握や、FSCマークの申請などのチェックはドキドキしながらの確認でした。

 

大野高校「総合的探求の時間」で講演(10日)

COC審査の翌日は県内の大野高校の生徒さんに活動内容をお話しました。
ふだんは中学校ばかりですし、話す場所が岩泉ということもあり、ちょっといつもとは勝手が違いました。
高校でもSDGs、持続可能性について考えるような流れがあり、これまでは震災関連の話を聞いて考えるような授業だったようで、これまでとは違う内容を探してたどり着いたのが岩泉や林業・木材の話みたいでした。
高校生からは「『あしたの恵み、岩泉』にこめられた想いとはどんなことですか?」という質問があり、思わぬところを突かれました。
こちらもいい勉強をさせてもらいました。

 

つくる会先進地視察「㈱小友木材店&花巻おもちゃ美術館」(14日)

これまでの先進地視察は県外(岡山・岐阜・長野)だったこともあり、初めて県内開催となりました。しかも日帰り。
オープン前のおもちゃ美術館にて㈱小友木材店・小友社長の講演を聞き、美術館を案内してもらい、工場では最近話題のSHOPBOTを見学しました。
おもちゃ美術館では大の大人がおもちゃに夢中になってしまいました。美術館では、かつて純木家具さんにインターンシップを経験した高橋さん(副館長)にご案内してもらいました。
詳しくは別記事にて。


 

林業体験会@田野畑(27日)

場所はお隣・田野畑村ですが、初めて岩泉高校の生徒さん向けに林業体験会を開催しました。
つくる会会員の前川木材さんが請け負っている現場にて、岩泉林務出張所さん、岩泉町森林組合さん、新北菱林産さんらのサポートを受けながら、小雨降る中、開催しました。
当初、2~3人いればいいかなぁ、とドキドキしながらの募集でしたが、合計で7人。
しかも、2年生男子が2人、1年生女子が5人と女子が多いという意外な結果に。

林業機械(ハーベスタ、グラップル)操作、薪割り、検知・測量をそれぞれ体験する内容の濃い体験会でした。
そもそも林業をひとつの進路として見ている生徒さんもいて、将来が楽しみです。

Fw東北FanMeetingオンライン登壇(29日)

新型コロナウイルスの影響でいろいろなイベントがオンライン化している中、復興庁主催のイベントに森林コンダクター・松永が登壇しました。

東近江市のクミノ工房・井上さんと一緒にそれぞれの活動内容をお話しました。林業木材業、地域振興への興味関心をもってもらえたかなと思っています。中学校の授業など対面式とは違い、反応がない一方的なプレゼンはやりにくかったですが、得難い体験をさせてもらいました。内容は後日、動画で見ることができるとか。。。