森林コンダクター月報(2018年2月版)

 『森の人にきく』のコーナーで岩泉の明日の林業をつくる会会員のご紹介をこれまで行ってきましたが、われわれ森林コンダクターは普段どんな活動をしているのか?…ということで、今回は2018年2月の森林コンダクターの活動をご紹介します。
 
ECサイト開設
 (株)岩泉フォレストマーケティングのECサイトIWAIZUMI forest onlineが、2月20日ついにオープンしました。昨年9月から森林コンダクターミーティングで検討を重ね、新商品の試作・実験、掲載用の写真撮影や商品記事作成を行い、2月に入り細かい文章チェックや動作確認などを繰り返して完成しました。岩泉町産材を使った商品や岩泉町関連商品を、開発・制作過程とともに紹介し販売しています。
 

((株)岩泉フォレストマーケティングECサイトのトップページとコンセプト)
 
昭島AIJ(昭島青年経営者クラブ)視察対応
 岩泉町と姉妹都市である東京都昭島市の若手経営者の会・昭島AIJ様の視察アテンドをしました。つくる会会員・日本木材工業さんに視察受け入れをお願いし、川村社長のインタビューと工場見学をさせていただきました。今回の来町には木材関連会社の経営者の方もおり、町産材の利用や町内事業者との連携へと発展が期待されます。
 

(日本木材工業にて)
 
会社訪問
 昨年11月から松永が参加している三陸観光プランナー養成塾の受講生同士のつながりでご紹介いただいた(株)ササキプラスチック様(大槌町)を訪問しました。プラスチック・アルミ等を用いて精密部品加工、治工具類の加工製作を行っている会社で、様々な設備を用いて材料をどんな形状にでも高い精度で加工できるということでした。CADデータにすることができれば硬い材であっても加工は自由自在、木材加工の幅が大きく広がる可能性を感じました。
 

((株)ササキプラスチック様 いわて国体のトーチと木工品)
 
県職員さんからの取材対応
 都市部から岩手県への移住促進のための案内冊子作成を目的とした移住者へのインタビューを受けました。岩手県沿岸振興局経営企画部産業振興課の企画で、3人とも移住者である森林コンダクターがそろっての取材対応となりました。移住に至るまでの経緯や思いなどについて、お互いはじめて聞く話もあり、どのようにまとめられるのか冊子の完成が楽しみです。3人そろっての写真撮影もしてもらいました。
 

(日本木材工業の工場内にて)
 
町有林現地調査
 岩泉町安家地区の町有林で更新伐事業現地確認に同行し、この冬の森林組合伐倒班の作業の進行状況や原木の様子を確認しました。また、同事業区では択伐の試みとともに新たな森林資源活用ということで、今後予定している樹液採取プロジェクトの下見を行い対象木の選定を行いました。
 

(安家地区町有林にて)
 
おまけ
 某日、町役場分庁舎前で経済観光交流課の皆さんのコーヒータイムに混ぜてもらいました。ケリーケトル(kelly kettle)というアウトドア用やかんを使って、松ぼっくりを燃料にあっという間に湯が沸きました。蒸気でフタが吹き飛ぶプチトラブルもありましたが、山で使えるちょっと楽しいアイテムで真冬の屋外でおいしいコーヒーをいただきました。
 

(ケリーケトル)