森林コンダクター月報(2020年8月版)

新型コロナウイルスの影響がズルズルと続く中での8月はお盆休みもあり話題が少ない1ヶ月でした。

 

1.恒例の樺剥ぎ

例年、夏の土用から秋の彼岸までの期間に伝統工芸品・樺細工の原料であるヤマザクラの樹皮を採るため、つくる会個人会員・金子さんの請け負っている山で樹皮剥きをさせてもらっています。

今年で4年目、これまでは夏休み期間に田野畑村に来ている学生さんと一緒に作業をしますが、 新型コロナウイルスの影響で人手不足ながらも作業をしました。

森林コンダクターを卒業したばかりの心彩さんと広葉樹専門フォレスターで来たばかりの岡部さんも加わり4人で作業をしました。伐採の練習と樹皮生産をセットにできる貴重な機会で今後も活かしていきたい体験メニューの一つです。

 

2.教材加工&授業

FSC教材の納品も後半戦となり、一部学校には特別に加工したものを納めています。加工不良などで規格にあわなかった材から木取りして生産しています。

岩泉フォレストマーケティングが借りている作業スペースで、岡部さんと森林コンダクター4号・大山さん、松永の3人で汗だくで作業をしました。

8月は盛岡市下ノ橋中学校、二戸市福岡中学校で行い、それぞれ2コマの授業でした。新型コロナウイルスの影響で広い空間で窓を開けての授業となり、暑くてうなだれる生徒も。。。

それでも木に触れたりする時間は楽しそうに触れてくれるので、木材や森に興味をもち続けてくれればといつも感じます。