森林コンダクター月報(2020年5月版)

森林コンダクター月報5月版はFSC認証ネタが続きます。
1.FSC教材ぷちツアー
岩手日報に燻製チップの情報が掲載された当日はFSC認証材を使った技術教材を使ってくださっている先生方を町内案内、ぷちツアーをしていました。

まずは岩泉町で一番広葉樹が集まる新北菱林産・岩泉工場の土場でいろいろな丸太を見て頂きました。
樹種はもちろん、いろいろなサイズ、形状の丸太があり、その量に驚かえれていました。

次に製材・加工の現場である清水畑製材所に行き、製材機や乾燥機、加工機を見ていただきました。どういう現場で、どういう手順で加工されているかを説明しました。

最後に岩泉フォレストマーケティングの事務所・倉庫作業場を案内。大量に出てしまった端材・加工不良品を見て絶句。
流通しているものの裏でどれだけの端材が出ているか、適材適所の文字通り、どう使うかで活かせられるものがたくさんあることを知って頂きました。
なので、お土産として端材を積んでおかえりになりました(笑)
2時間半程度のご案内でしたが、自分たちにとっても先生方に知ってもらえたのはとても有意義な時間でした。

 

2.FSC認証材コースター
5月27日に岩泉町安家地区の複合施設の竣工式が行われました。そこでの祝品として認証材コースターを納品しました。
注文が22日にくるという突貫作業ではありましたが、いつも通り、盛岡の工業技術センターさんでレーザー彫刻をして、塗装・包装して納品となりました。
手持ちの材料を切り出し、アカマツ・ケヤキ・コナラ・クリ・オニグルミ・セン・ハンノキ、ブナの8樹種を使い、あえて塗装と無塗装の2パターンにしてみました。
同じ樹種でも塗装のありなしでちょっとした風合いが変わるのが楽しんでもらえたらなぁと。

 

3.今シーズン最後の認証材が入荷
岩泉町ではおなじみのTWに乗って今シーズン最後のアカマツが製材所に届きました。ホウとケヤキが1本ずつ混じってはいますが、すぐ製材され、教材になる予定です。

5月下旬からはFSC教材の納品が始まり、6月は出前授業も始まります。
FSC✕広葉樹のキーワードをどんどん広めていきたいと思っています。