2019.11.12
おためしプログラム
岩泉町地域おこし協力隊おためしプログラムで2名の方が来町・滞在しました。このプログラムでは、協力隊に応募する前に2泊3日の日程で岩泉町に滞在していただき、町での暮らしをおためし体験することができます。
今回はそれぞれ別のコースに興味のあるという2名が同一日程で来町・滞在し、1名は今村室長の案内で町有林や岩泉町森林組合などを訪問。もう1名の方に半日ほど同行し、募集業務を担う一般社団法人 KEEN ALLIANCEの金澤さんのご案内で釜津田地区を訪問しました。
協力隊の業務というよりも岩泉での暮らしの様子ということで、短角牛の飼料用トウモロコシのサイロ詰め、稲刈りや炭窯の見学、野生鳥獣被害対策の現場のご紹介など行いました。
(サイロ詰め作業中)
(炭窯の中)
(野生鳥獣被害対策の罠設置例)
2日目の夜は、おためしプログラム参加者と現役の地域おこし協力隊、役場担当課職員の皆さんらと交流会。しばしの歓談中に11月に「B-1グランプリin明石」に初出展する『いわいずみ炭鉱ホルモン鍋発掘隊』所属メンバーがホルモン鍋を調理…その場で炊いたできたてのホルモン鍋もおいしくいただきました。
最終日3日目の朝、ちょっとした偶然も重なり予定変更。一般的な町民の生活ではない部分も含めて…リアルな岩泉での暮らしをご覧いただくことができました。林業関係のおためしプログラムは随時募集・開催しています。興味のある方はぜひお試しください。
FSC®認証材を使った中学校技術家庭教材
出張授業とTV出演!?
県内各校で進んでいる教材納品と出張授業ですが、岩泉町が取り組んでいる『いわての森林づくり県民税』被災地枠による事業について取材を受けることになりました。今回の県民税事業の適用校である陸前高田市立高田東中学校さんの授業に岩手朝日テレビさんのカメラが潜入!?
(授業の様子を撮影中)
(インタビュー中)
2クラス合同の2時限続きの授業の内容は…
1.岩泉のこと
2.林業・木材業
3.FSCについて
4.板について
ということで、いつもどおり?取材向けに?提供した板についての説明では、特に「いわての森林づくり県民税」を活用して提供する板ですから、大事に使ってください!と強調…しました。
(県民税を活用した事業です)
焼印押印
「いわての森林づくり県民税」の被災地枠を活用した教材の供給では、9月にご紹介した通り、納品~出張授業~作品の焼印・展示が必要となります。そして着々と各納品先の中学校で授業が進み、作品完成のお知らせが入ってきています。
地元岩泉の町立小川中学校からもお知らせがあり、焼印を押しに伺いました。
(展示用の作品に焼印を押してもらいました)
電気ごて式の焼印ですが、熱くなるのに時間がかかり、冷めるのにはさらに時間がかかってしまいます。その待ち時間に生徒の皆さんの作品を見たり、先生と情報交換したりと有意義に過ごしつつ…念のため端材で試し押しした後に展示作品に焼印を押してもらいました。
(校長室前に展示してもらいました)
作業道研修中止~台風19号被害状況調査同行
東北各地、岩手県内でも実践者が増えてきている自伐型林業の取り組み、岩泉町でも「自伐型林業研修『壊れない作業道づくり』研修会」を初開催する予定…でした。
講師には奈良県吉野の清光林業株式会社相談役・岡橋清隆氏を迎え、岩泉町役場農林水産課、東北・広域森林マネジメント機構、自伐型林業推進協会(NPO法人 持続可能な環境共生林業を実現する自伐型林業推進協会)の共催で準備を進めていました。共催団体の事務局のお二方とともに実習現場の現地確認も済ませ、準備万端だったのですが…。
(研修の共催団体事務局のお二方との現地確認)
全国20都県におよぶ広範囲に被害をもたらした台風19号、岩手県内でも沿岸地域を中心に各地で被害がありました。面積の広い岩泉町では今回被災したのは一部地域でしたが、450mmという多量の降雨が観測された小本地区で建物の浸水や土砂流出等が報告されました。作業道研修については初日講演会のみの開催も検討されましたが、2日間の日程はすべて中止ということになりました。
後日、研修を予定していた事業区ほか、町有林の被害調査に同行しました。林業被害の調査としては風倒木や作業道被害ですが、林道(土木施設等の位置づけ)の被害も多く、路面の洗堀や土砂流出、法面や路肩の崩落などにより、国道・町道などから町有林へのアクセスが困難な箇所も見受けられました。
(町有林につながる既設作業道が…)
路網設計や施工の仕方の大切さ、道の作り方しだいで防災・減災につながったり、一方で被害拡大に影響してしまうことを再認識できました。
モクコレ令和元年出展へ
今年1月に東京ビッグサイトで開催されたWOODコレクション(モクコレ)2019に引き続き、岩手県農林水産部林業振興課からのお誘いで「モクコレ令和元年」の岩手県ブースにて出展予定です。前回同様、今回も「つくる会」と「岩泉フォレストマーケティング」で2コマ分のスペースでの出展を予定のため、出展の展示内容や準備の段取りなど打合せを始めました。
つくる会の取り組みや会員事業者のアピール、そして着々と実績を積み重ねてきている岩泉フォレストマーケティングのFSC認証商品はじめ多様な広葉樹をアピールします。