森林コンダクター月報(2019年6月版)

中学校技術家庭教材

 (株)岩泉フォレストマーケティング主力商品(!?)のFSC®認証材を使った技術家庭教材、規模や生徒数は様々ですが今年度は岩手県内を中心に20校以上からご注文をいただいています。

(梱包が終わり納品待ちの教材)
 
 岩手県沿岸地域の中学校には、岩泉町の取り組みで「いわての森林づくり県民税」の被災地枠を活用した「持続可能な森林整備に向けた技術教材による普及啓発事業」としての教材の供給となります。そのため、板のみではなく普及啓発のための出張授業とセットでご提供。

(3クラス合同の出張授業)
 
 補助事業の対象地域ではありませんが、教材発案者・伊東賢治先生ご担当の紫波町立紫波第一中学校では第2弾の出張授業も無事終了し、内容も洗練されてきました。
 教材本体も各学校の授業進度に間に合うよう、仕上げ・梱包、順次納品中です。
 
 

炭焼き職人やりますか?

 原木情報・相談が森林コンダクターに集まってくる今日この頃ですが、その他森林に関わる情報あれこれが入ってきています。
 今回は「炭焼きをやりませんか?」という情報。木炭の注文があり継続的な供給先はあるが、生産の継続が困難になりつつある…という山主さんのお話が人づてに入ってきました。これまでは職人さんが自ら炭窯周辺の山林から伐採して炭材を準備していたそうですが、高齢になり徐々に困難になってきたということで。

(炭窯を見学)
 
 そこで炭材の原木を購入して木炭を焼き、何とか炭窯を維持しているという状況のため、炭焼きのお手伝いから初めて、その後も炭焼きを継続できる人はいないか…という情報・ご相談でした。山主さんご本人にお話を伺ったうえで、現地の見学へ。CoC認証取得済みでFSC認証木炭を生産する釜津田木炭生産組合の皆さんの炭窯と比べると半分くらいの小規模なものですが、今のところ年間数回は継続的に窯を利用しているため設備は十分。

(設備・道具は揃っています)
 
 少人数であれば体験ツアーの開催もできそうな、町の中心部からもアクセスの良い場所です。森林コンダクターから炭焼き職人誕生か…?
 
 

軽トラマルシェ出店 その2

 岩泉ホールディングス(株)主催「岩泉ヨーグルト工場まつり」の軽トラマルシェに出店しました。昨年7月の龍泉洞夏まつりに続き、2回目の軽トラマルシェ出店です。

(まつり準備中のメインステージ)
 
 木工品やてーだぶ(いすゞTW)グッズ中心で臨んだ1回目の出店でしたが、今回はIWAIZUMI Forestグッズ、つくる会オフィシャルパートナー・堀内ウッドクラフトさんのFSC認証材を使ったけん玉「山河」などを販売しました。これからの季節にぴったりのポロシャツ、限定販売のマグカップやコースターなど好評でした。

(軽トラマルシェ出店)
 
 グッズ製作や出店などなど、3つのマークで岩泉の森林をアピールします。
 
 

FSC® COC年次監査

 (株)岩泉フォレストマーケティングの認証取得後初の年次監査が行われました。

(オープニングミーティング)
 
 これまでは岩泉町グループの森林管理(FM)認証や釜津田木炭生産グループのCOC認証の年次監査に同席したことはありますが、担当者の立場として初めて監査を受けました。
 中学校技術家庭教材などFSC認証製品取扱いの実績も出てきているため、管理マニュアル等運用面に加えて仕入・販売などに関わる書類の審査、外部委託先の現地審査が行われました。

(現地審査)
 
 結果は…当日のクロージングミーティングで審査員からCOC認証継続を伝えられ、ひと安心。正式には認証機関からの決定・報告待ちではありますが、引き続き岩泉の広葉樹×FSCを盛り上げていきます。
 
 

てーだぶイベント打合せ

 2018年3月に開催した『てーだぶ』(いすゞTW)を集めてのイベントですが、「次はいつやるの?」というお問合せもちらほら…。ということで、第2回を開催すべく「道の駅いわいずみ」の店長さんと打合せしました。

(店長さんと打合せ中)
 
 そして龍泉洞夏まつりと同日開催、今回は『てーだぶ』+『チェンソーアート』ということで企画は決定!てーだぶの展示台数も前回の3台からさらに増え、てーだぶの荷台の上で地元岩泉のチェンソーアーティスト西間健さんに2作品を制作していただく予定です。今からワクワク当日が楽しみです。

(第1回の様子)