絶滅危惧種『TW(て~だぶ)』

ここ最近、IWAIZUMI Forestを賑わせている話題といえば…そう、『TW(て~だぶ)』です。岩泉の林業を支える林業用運搬トラック・いすゞ自動車のTW、生産終了から20年以上経っていますが、岩泉町内ではまだまだ現役で大活躍中です。

岩泉町ではボンネットトラック・TWが日々当たり前に走る光景を見ることができますが、これに目をつけた岩泉の明日の林業をつくる会事務局の森林コンダクター・松永充信氏(岩泉地域づくり協議会・復興支援員)により、『【絶滅危惧種】』ということで岩泉町地域づくり支援協議会のFacebookページに投稿され、TWの話題が取り上げられたのが2016年12月21日のことでした。

この投稿に興味を示したのが岩泉町まるごと営業本部・まるごとコネクター穴田光宏氏であり、岩泉町が運営するサイト「いわいずみFreaks」への原稿依頼が松永氏に舞い込むことに…。この林業用運搬トラックがなぜ「TW」なのかという疑問をはじめ、いすゞ自動車に直接問い合わせたうえで執筆されたのが、岩泉基礎講座『TW(てーだぶ)』(2017年3月29日)の記事です。

さらにこれらの記事が、朝日新聞の取材に発展していくのでした。4台のTWを保有するつくる会の町内メンバー・金寿恵運送(有)さんに取材ご協力いただき『岩手)岩泉の林業を支える「たーだぶ」とは?』の記事(2017年4月23日)で新聞紙面デビュー。

こうした経過など含め、IWAIZUMI ForestのFacebookページでTWについて取り上げた投稿は、軒並み大好評でした。『絶滅危惧種と言われてる、テーダブ。』、『【朝日新聞の記者さんの『TW』の取材に同行】』、『IWAIZUMI forestのロゴマークのマグネットTWに付けてみました』、『【TW取材記事】』、『【TW記事その後】』など。

そしてついに来ましたTVデビューです。めんこいTVさんからの取材依頼が飛び込んできました。つくる会の町内メンバー・前川木材さんのご協力で、丸太の積載作業やエンジンをかける時のセルの音、そしてTW乗りご本人の話など、普段、車を運転中にTWとすれ違う岩泉町民でもあまり見聞きすることのないものを撮影してもらうことができました。ちなみに取材当日は5月某日の早朝、雨の降る中でしたが、前川社長はお孫さんの運動会が雨天延期のため長時間の取材にご協力いただけ、さらには前川社長、松永氏のインタビュー中は雨が止むという奇跡もありつつ…でした。放送は、5月31日夕方のみんなのニュース「みんなのトクシュウ」のコーナーで『懐かしいボンネットトラック 岩泉の林業支える“てーだぶ”』ということで無事終了。このTVの特集について、IWAIZUMI ForestのFacebookページで『てーだぶが、TVで特集されました!』ということで取り上げたところ、多くの方々に閲覧、リアクションしていただいています。

この夏の岩泉町内でのイベントにTWの展示依頼もあり、今後もしかしてもしかすると…『て~だぶ祭り』開催とTW復刻が実現するのでは…。