森林コンダクター月報(2021年3月版)

4月に入りました。
今年は岩泉でも花が咲くのが早いような気がします。
まだまだ蕾状態の森林コンダクターの年度末を振り返ります。

オンラインイベント登壇

第25回 森林と市民を結ぶ全国の集い 2021「森林と市民を結ぶ」新たなカタチ~東日本大震災から10年、コロナ禍のいま~

という長いイベント名ですが、期間も長く3月7日から14日までの一週間かけて
テーマ別のセッションの他、沿岸3県(福島・宮城・岩手)の取り組みを紹介するプログラムが組まれました。
その岩手プログラムの中で「東日本大震災から10年 三陸岩手からの新たな挑戦」というお題で登壇しました。
トークセッションでご一緒する方々とは面識があったので、和気あいあいとしながらお話できました。

話題提供の大槌町・NPO法人吉里吉里国の芳賀さんのお話では、
震災時に津波によって被害を受けた町を見て呆然としながらも振り返れば山があった、というエピソードが印象的でした。
登壇したトークセッションは、釜石地方森林組合・高橋さん、つくる会個人会員でもある東北・広域森林マネジメント機構・三木さんとともに、
釜援隊・手塚さんの司会進行で進み、岩泉フォレストマーケティングのお話をさせてもらいました。

いつも通りの内容を話しましたが、やはりオンラインは視聴者の反応が見えづらいのが難点ですね。
ちょっとした音声トラブルはありましたが、質疑応答含め無難にこなしました(^^;
少しでも海だけでなく沿岸の山について興味を持ってもらえたらと思いました。


トークセッションのメンバーは私以外が釜石なので、私も釜石に伺い参加しました。

昭島市寄贈品制作

去年3月に開館した岩泉町の友好都市・昭島市の複合施設「アキシマエンシス」の市民図書館の中に会員・純木家具さんの家具があります。
子どもコーナーの書架や机・テーブルを岩泉町産材を使って制作されています。

残念ながら新型コロナウイルスの影響で開館セレモニーなどが中止になり何かお祝いできないかということで、
書架などを作った材の残りを活用してPCディスプレイ台を制作することになりました。
年度末の突貫工事でしたが、レーザー刻印も入れて15台納品できました。
樹種が東京五輪卓球台脚部と同じウダイカンバ、天板と脚の木目をつなげるという、ちょっとしたこだわりも。

施設を利用する昭島市民の方に長く使ってもらえればと思います。