森林コンダクター月報(2020年11月版)

今年も残りわずかとなりました。
連休にイベントがあった11月を振り返ります。

1.薪ステーションプロジェクト(11月20日)

岩手県の「活力ある小集落実現プロジェクト」の一環として、おおかわむら地域振興協議会主催の「薪プロジェクト研修会」が行われました。
長野県筑北村のNPO「わっこ谷の山福農林舎」和栗様から事例紹介、松永が岩泉フォレストマーケティングの活動紹介を行い、 地域関係者と県立大学総合政策学部の役重先生&ゼミ生を交えて意見交換を行いました。

和栗様は農林福学(農業×林業×福祉×教育)連携事業で温泉施設に薪ボイラーを設置・運用をしています。地域産材を利用はもちろんですが、薪を製造するのに高齢者や移住者はもちろん、ひきこもりや障害者の力も借りて雇用を生み出しています。誰がやって、どこに使うかが明確になっていて、支援につながっているのは素晴らしい点だと感じました。大川地区について可能性を感じエールを頂きました。学生を交えての意見交換では薪に対する世代間ギャップが特に印象的でした。意欲的な学生ばかりで大川地区に関わり続けたいのに、今の計画では卒業後の実現になっているので早くしたいとの声も。岩泉町でも薪資源について注目しているので、今後の動きが面白くなりそうです。

小ネタ1:わっこ谷の山福農林舎の理事に3年前に視察でうかがったソマミチの原さんがいらっしゃいます。和栗様はもともと林業が専門ではないので、林業に関する知識は原さんから伺ったとか。そして岩泉に来るとは縁ですね。
視察記事:先進地視察(2018)

小ネタ2: 翌日、当初予定になかったのですが、学生さんをフォレストマーケティングの作業場に案内しました。端材の使われ方などを説明しました。

2.岩手移住体験ツアー(11月22日)

3連休の中日に2020年度いわて移住交流体験ツアー事業の第一回「3密無縁の里山海で実践する新たな働き方にふれる旅」として岩泉編の対応をしました。東京を中心に移住を検討している12名がいらっしゃいました。20歳の学生から50歳代まで幅広く、家族やパートナーと一緒に参加されたり、2拠点生活を検討していたりと様々な方がいらっしゃいました。

2泊3日で大槌→岩泉→田野畑をまわるコースで、岩泉は丸一日案内するため大槌と田野畑に比べると充実した内容を提供できました。午前中は座学&町内散策。町の取り組み、フォレストマーケティングの紹介をしたあと、泉金酒造さんの酒蔵見学&うれいら商店街を散策。お昼はあっけら館でいわいずみ炭鉱ホルモンと地元の食材を使ったお弁当を頂きました。


(泉金酒造さん)

(炭鉱ホルモン鍋)

午後は工場見学。トーア木材さんで丸太から燻製チップやおが粉、薪になる現場を見てから、清水畑製材所さんで丸太を皮むきして製材する様子を見学しました。そして体験メニューとして製材機の台車に乗って板を切ってみました。危険な部分もあるので十分説明を行った上で、木を切る感覚を味わってもらいました。今回はクリのフローリング用の板を切っていたので、どのように仕上がるのかフローリングの板も見せたら、社長が数枚もお土産に差し上げるサプライズプレゼントが発生。そのあと、新北菱林産岩泉工場の土場で大量の広葉樹原木と製紙用チップを見て、最後はフォレストマーケティングの作業場を見学して、一枚板や端材の山を見て、そこから小物を作っていることを説明しました。

(薪見学@トーア木材)

(製材体験@清水畑製材所)

(広葉樹原木@新北菱林産)

今回参加者の中から岩泉町に関わってくださる方が出ることを期待するばかりです。