森林コンダクター月報(2018年5月版)

オフィシャルグッズ製作

 5月に入りゴールデンウィークも後半、岩泉の山々でも花や山菜が良い時期になってきました。

(岩泉の春)
 そんななか、IWAIZUMI Forestオフィシャルグッズに関するミーティングを連休前後に行い、グッズの試作品製作と品質チェック、そして再検討しています。これからの季節に向けてIWAIZUMI Forestのマーク入りポロシャツの販売はしないんですか?…という声もちらほら聞こえてきていますが、完成・販売間近です。もう少々お待ちください。

(ポロシャツサンプル(※販売予定の完成品とは仕様が多少異なります))
 

FSC教材

 4月に引き続き、FSC認証材を使った中学校技術・家庭教材の加工、検品・梱包そして納品が順次進んでいます。補助教材の画像や動画整理、そして出前授業?の検討も進めています。そして、納品先の学校の中には実際に教材を使う授業が始まる時期になってきました。FSC教材や補助教材などをとおして、生徒の皆さんや先生方が木を扱うことの良さや楽しさ、そして難しさも体感し、林業や木材産業に少しでも興味・関心を持ってくれることを期待しています。

(検品・梱包作業中)
 

株主総会

 昨年7月に設立した株式会社岩泉フォレストマーケティングの株主総会が開催されました。初の決算報告、そして事業計画の報告を行いました。昨年度からの継続事業や新しい取り組み、ECサイトでの新商品取り扱いや記事掲載などに向けて着々と進んでいます。

(株主総会は無事終了)
 

作業道研修

 岩泉フォレストマーケティング株主総会の準備・開催の裏で…大船渡で開かれた東北・広域森林マネジメント機構主催の「壊れない作業道づくり集中講座」に参加してきました。徳島県で林業を営む橋本光治氏を講師に迎え、5日間連続の講座が開かれました。作業道に関する基礎知識、橋本林業の経営についての講義、山林の施業現場では土の移動や固め方、根株の抜根やその後の処理方法、バックホー等の重機や道具の使い方、沢渡りのための洗い越し、急斜面での丸太組など具体的な作業道敷設の技術を学びました。陸前高田市地域おこし協力隊の皆さまほか、東北各地からの参加者との交流の機会ともなりました。

(作業道敷設前(左)と丸太組を使った作業道(右))
 

リノベーション物件材料手配?

 宮古市にあるみやっこハウスを訪問し、NPO法人みやっこベース様と打合せ。宮古市の若者とともに地域活性化につなげようという様々な取組みを行っている団体で、現在、観光・交流拠点となるゲストハウス3710(みなと)のオープンに向けて、リノベーション中とのこと。隣接地域ということで岩泉町産木材の利用も可能性があり、今後の展開も楽しみです。

(高校生を中心としたユース世代向けフリースペース「みやっこハウス」)
 

おまけ

有害鳥獣対策ドローン実験同行
 木材製品の製材・加工・塗装等のスケジュール調整や事業者間の連絡調整をしなければいけない忙しいさなか、有害鳥獣対策ドローン実験に同行していました。DS・J(ドローンスクールジャパン)岩手金ヶ崎校様から2名のインストラクターの方々にお越しいただき、上空からの有害鳥獣探索の試みということで。また、せっかくなのでということで、国家資格が必要な農薬散布向けの大型ドローンのデモ飛行もしてもらいました。様々な領域でドローンの活用が進んでいますね。

(赤外線カメラ付き(左)と操縦には国家資格が必要な農薬等の散布用(右))